2007-01-09 Tue
ANAからJALグループが引き継いだ宮崎-高知線がついに廃止になりました。ANA時代からすれば40年以上も運営された路線でしたが乗客減には勝てなかったということでしょう。県はアシアナには多額の補助金を出しても維持しようとしていいますが、高知線には一顧だにせず、廃止やむなしと判断したようです。現実に表立った反対運動が起こったという事例も聞きません。確かに近距離航空路線を座席数も少ない機材で運行しても、よほど搭乗率が高くなければ採算ラインには載らないので、地域的な結びつきの弱いこの路線の廃止は、残念ながらやむを得ないと思います。しかし、近距離航空路線が厳しいかといえば一概にはいえません。この路線(173マイル)よりももっと短いのが宮崎-福岡(131マイル)です。しかしこの路線は相変わらず1日7往復就航しています。離島部を除けば、この距離にこれだけ多くの便数があるのは福岡-宮崎・鹿児島のみです。逆にいえば、全国的には航空機などおよそ太刀打ちできない距離が、勝負になってしまう。なぜか?それは偏に同じ高速移動手段である新幹線がないからです。この区間より長い羽田-中部国際の193マイルなどは、飛行機は運航すらされておらず、まったく勝負になりません。鹿児島については新幹線が全線開業すれば、たぶんかつて運航していた羽田-仙台線と同じように飛行機は姿を消すことになるでしょう。そうなれば、宮崎は離島を除く多頻度路線としては最も距離の短い路線になります。逆にいえば、交通網がいかに遅れているか。今回のことをきっかけに、改めて考えさせられました。
TOP PAGE △













