2010-03-02 Tue
火曜日です。アサイチから宮崎市内で殺人事件が発生したことが報道されます。まだ概要は不明ですが、しっかりと注目していきたいと思います。
さて、一般質問2日目です。
4人の議員が登壇しましたが、その2番目の日南市選出の外山衛(まもる)議員が宮崎市と日南市を結ぶ国道220号線の改良について、予算が付かなかったことについて説明を求めました。
民主党政権による政策変更による影響については、自民党議員からはいつも質問があるので特段に目新しい質問ではなく、「今後とも国土交通省に働きかけて行きたい。」という答弁が淡々とされるのだろうなと思っていたのですが、答弁を求められた山田康夫県土整備部長の答弁が途中で止まってしまいます。
最初は答えるための答弁書が見つからないのか、それともめまい起こされたのかと、と思っていましたら、答弁の声が詰まります。
県土整備部長は肩を震わせて泣いておられます。日南海岸の国道220号線の改良工事に予算が付かず、結局地域住民の皆さんの不安にお応えできなかったこと、それについての申し訳なさと悔しさ、そして部長は技術出身ですから、道路行政に生きる"職人"なのだな、と感じました。
県土整備部長の答弁に議場からも拍手が起こる、議員になってから初めての経験でした。
お昼の休憩時間に、落ち着いて改めて考えてみます。今回の件は、民主党による箇所付けにより宮崎県に予算が付かなかったということです。ですから、陳情のやり方や民主党県連の対応がどうだったのかは私は分かりませんが、少なくとも政策的には宮崎県に瑕疵(かし・責められるべき点)はありません。
しかし、今後のことを考えました。
民主党は現行の地方交付税を、地方自治体自身で使い道を考えられる「一括交付金」に変えようとしています。そうなりますと、このようなことへの権限や責任も宮崎県に降りてくることになります。
私は今回の議会で、一括交付金として降りてきたとき、県内の3つの重要港湾(宮崎港、細島港、油津港)を挙げ、事業の優先順位、その決定の透明性、そして説明責任をどうするのか、と質しました。
東国原英夫知事の答弁は「一括交付金の概要が見えないので、具体的になったら検討する。」というものでした。確かにその通りなのですが、私が最も訴えたいのは、地方分権は決してバラ色なものではなく、自らに権限と表裏一体の責任が伴うということです。
いままでは、国道や一級河川整備などは国に陳情して、うまくいけばよし、予算が付かなければ国が悪いと責任をある意味では転嫁できました。
それでもこの220号線の改良について、県土整備部長は、それでも結果として県民の不安解消ができなかったこと、それに対する悔しさと申し訳なさ、それが今日の涙だったのだと思います。その仕事に懸ける真摯な姿勢には、本当に心打たれるものがありました。
しかし、これからは自分の判断で優先順位をつけていかなければなりません。としますと、今日の県土整備部長ような答弁も、まさに県の責任として求められることになるのです。
公共事業の削減が不可避の中ですから、民主党が悪いといった単純なものではありません。まさに今後の公共事業への優先順位、透明性、説明責任、そのあり方への転換が求められているのです。
それを深く考えさせられた1日でした。
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