HOME > 2009年06月

2つの立場と距離感の中で
長い長い県議会が終わりました。

最後に私は「知事の退職金に関する条例」について"賛成"の立場から討論をいたしました。
その中で、条例案の問題、懸念を述べた後に東国原英夫知事の国政転出について、反対の意見が多いこと、そして知事の辞職が早まる場合、この条例自体が無効になる懸念があることなどを討論させて頂きました。

私はこの原稿を書くのに1晩ほとんど寝ずに悩みました。
私は東国原知事と大学時代からの友人です。選挙についても"東国原チルドレン"などといわれました。
その意味でも、私は東国原県政を支え、何とかよりよい方向に持っていきたいという一念で議員活動を続けてきたつもりです。

そして2年余、東国原知事の国政転出が現実のものとなる可能性のある状況にあります。
私たちは県議会議員です。私たちの本会議での発言は議事録に永久に残ります。

古賀誠自民党選対本部長が宮崎に来て後のことは、一度も本会議場で取り上げられていません。県民の声やアンケートなどをしっかり残すのは、いま県政に携わる人間の役割だと私は思います。

もはや"ポスト東国原"でさまざまな動きも出てきています。そのような状況の中で、誰もこの問題触れない中、誰かが逃げずに取り組まなければならない。
そして誰も取り組まないのであれば、それは"東国原チルドレン"といわれた私だからこそ担わなければならないと思いました。

私はこの議会の一般質問で「平和の塔」の公開について取り上げたとき、「歴史に正面から向き合う必要がある。」と訴えました。いつか私たちが歴史になるとき、次の世代が正面から向き合うためには、この時代の声を残しておかなければならない、次の世代が正面から向き合えるようにしなければならない、そう考えました。
それが、自分自身の言葉に対する責任でもあります。

私は、知事に残るか否かにかかわらず、東国原英夫という政治家の感性、感覚は日本にとって必要だと思っています。自民党の支援とはまったく別な話として、東国原知事がどのような場になろうとも、応援したいと思います。

知事に残るとするならば、一連の騒動に対する県民の皆様へのフォローアップを、国政転出ならば県民の皆様への丁寧な説明責任が必要です。
後者であれば、私の手には終えない部分もあると思いますが、とにかくそのための役割を担っていかなければならないと思っています。

知事と県議、東国原英夫と武井俊輔、この2つの立場と距離感の中で、本当に厳しい議会でした。これからの日々がどうなるのかはわかりません。

今日の討論の中で「私たちはこれからも宮崎で生きていかなければなりません。」というくだりで思わず涙で声が詰まってしまいました。
この難局の中、自分がどうお役に立てるのか。常に自問自答しながら、もがきながら、取り組んでいきたいと思います。

カテゴリー > 日記
| たけい俊輔 | {LOGHMS}H:i{/LOGHMS} | comments (x) | trackback (x) |
知事騒動ピーク、私の思い。
【ご案内】
「愛みやざき」県政報告会開催!
7月4日(土)18:00~19:30(予定) 宮交シティあじさいホール 会費無料。
「愛みやざき」4人が今後の宮崎について熱く語ります!
ちなみに武井は今回の知事問題、宮崎のあり方についてお訴えします。
予約不要です。ぜひ起こしください。

ご不明、ご案内については事務所0985287608 またはinfo@s-takei.jpにお尋ねください。

---------------------------------------------------

月曜日、いよいよ明日が閉会日です。
東国原英夫知事の出処進退についてのさまざまな県外について、さまざまな喧伝がまさにピークになっています。

「明日辞表がでる」など、もはや本当かうそかも分からない話が、なにがしかの根拠を持って語られる。このような状況の中では、もはや県政のあり方などを議論するなどということとはほど遠い状況になっています。

夕方近くになりまして、議事課の職員が控室にやってきます。自民党から「明日の開会前に知事を呼んで全員協議会を開きたい」と申し出がある、といいます。
しかしこれもおかしな話です。私たちは下記の2つの理由で反対しました。

1、東国原知事が出馬するかどうかも決まっていない状況の中で、家庭の質問をしても意味がない。
2、総務政策常任委員会で、知事を呼ぶように主張したときには却下しておきながら、いまになって呼ぶのは整合性がない。

結局、いまなぜ呼ばなければならないのか。自民党議員に夜会ったとき話を聞きますと、「自民党から呼んだの?」と逆質問されます。なかなか、混乱状態です。

ここからは私の所見を少し述べたいと思います。
いろいろな状況、東国原知事の発言などを考慮しましても、冒頭のような「今日辞表が出る。」などということはあり得ないと思っています。

東国原知事は、「総裁選出馬と全国知事会のマニフェストを自民党の公約に盛り込むこと。」を条件にしています。とすれば、ボールは現在自民党サイドにあるのであり、東国原知事に対し、ボールを自民党から戻ってきて初めて、最終的に検討し、次の対応になるということになります。

その状況も見えない中で、ボールが返ってこないまま辞職したり、東国原知事サイドから条件を下げたりすることは、いままでの発言や、東国原知事の政治信条からいってもあり得ないと感じます。

つまり、報道を見ますと明日にでも辞職しそうな勢いですが、少なくとも私はそれほどは辞職の可能性は低いと思います。
すなわち返ってきたボールに納得できない、ないしはボールが返ってこなければ、辞職はないということであり、その可能性も決して低くはないのです。むしろ現段階ではその方が高いのではないか、私は思っています。

とにかく、県議会は県政を語る場です。明日は退職金関係の討論も行います。しっかりと、冷静に取り組んでいきたいと思います。



カテゴリー > 日記
| たけい俊輔 | {LOGHMS}H:i{/LOGHMS} | comments (x) | trackback (x) |
ガッツ!&ファイト!
日曜日です。

週末ですが、東国原英夫知事の国政転出騒動関係で慌ただしい日です。議会の討論の準備や取材対応などであっと言う間に1日が過ぎます。青年会議所の延岡での大会にも伺うだったのですが、結局参加できず残念でした。

記者さんから、よくお電話を頂きます。記者さんもさまざまな取材や観測があるようですし、皆さまそれぞれよく取材されていると思います。

しかし、今日驚いたのは東国原知事のマラソンに食らいつきながら取材を続け、走りながらインタビューした女性記者がいたそうです。
私たちから見ますと、まるで風のような走りをする知事に4kmも併走して取材するのは相当なガッツです。私など、ただ知事の走りを眺めているだけで、併走しようという気持ちすら起こりません。

また他社の記者さんは、過去の発言をしっかりとスクラップして整理して「○月○日の発言と現在の発言の変化を考えると、●●という結論ではないですか?」などとかなり理詰めで攻めてきます。

しかし、どんなに理詰めをしたところで、所詮は人間がやることです。過去の発言など余りあてにはならないのではないですか?とお話しさせていただきました。

それぞれの記者さんも必死です。東国原知事も、知事の廻りも、私たちも、記者さんも体力勝負です。お互い立場は違いますが、みんなファイトで、みんなガッツで、乗り切っていければと思います。

カテゴリー > 日記
| たけい俊輔 | {LOGHMS}H:i{/LOGHMS} | comments (x) | trackback (x) |
"変な流れ"にならないために
土曜日です。

宮崎、在京含めメディアの皆さんからの取材の申し込みが多くあったのですが、議会中ということもあり、生放送以外のものは基本的に後回しにしておりましたので、今日一気に対応させていただきました。

午前中から事務所などで対応しておりましたが、午後からはサンデースクランブルというテレビ朝日系列の番組で古歩道(フルフォード)ベンジャミンさんが来られました。

古歩道さんはヤクザ・リセッション、八百長国家などさまざまなタブーに挑戦するジャーナリストとして知られていますが、東国原知事とそれをめぐるメディアのあり方にもいろいろと思いをお持ちで、いろいろとお話しさせていただきました。
確かに宮崎県にとっては、あまり楽しい話題ではありませんが、このような方とお話しできることはそれはそれで貴重な機会だと思っております。

そして午後からは、さまざまな方から電話などがあります。東国原知事をめぐる一連の報道の中で、一気に"東国原後"を意識したような動きも出てきています。
「○○さんが出馬するらしい。」「そうなると、ここも選挙だ・・・」などという生臭い話も聞こえてきております。東国原知事が辞めるかどうかもまったく決まっていない状況でこのような話が出ること自体に驚きを感じますが、確かにこの手の話は本当も噂も希望的観測も含めて入り乱れます。

しかし県職員の皆さんにしても私たち県議会にしても、粛々と課題を進めていかなければなりません。
その中で、このような話ばかりが先行して出てまいりますと、いよいよ"変な流れ"ができてしまいます。それは決して県のためにも、県民の皆様のためにもなりません。

冷静にあってほしいと思いますし、いろいろ感じることはあります。

それは少し整理して、慌ただしい1日ですが、明日にでも私の思いということで語っていきたいと思います。

カテゴリー > 日記
| たけい俊輔 | {LOGHMS}H:i{/LOGHMS} | comments (x) | trackback (x) |
心を込めた討論を
金曜日です。

東国原英夫知事の動き一色となっている間もありますが、特別委員会が終了しこの県議会も事実上終了しました。あとは、来週火曜日の最終日を残すのみです。

私は今日までは転出はないと思っていましたが、今日1日諸々の様子を見ておりますと、そうもいっておられない状況になってきたのだと思います。是非については、政治家の判断ですから、最終的には有権者の皆様の投票行動によって示されることしかありません。

とはいえ、私は県議会議員です。県民の皆様の思いや気持ちを東国原知事に対し"公式に"伝えていく義務があると思っています。特に今回の議会では、退職金の議案を審議させていただきました。マニフェストに向き合う東国原知事の姿勢に、私たちも真摯に考え、結論を出させていただいたつもりです。

いろいろ考えましたが、それを踏まえ先ほど議会の議事進行を整理する議事課を通じ、議長宛に最終日に本会議場での討論をする旨を通告しました。10分の短い時間ですが、退職金半額条例になぜ賛成したか、マニフェストと県民の皆様の思いなど、この週末でじっくり考えてみたいと思います。場合によっては、東国原知事との議会での最後のやり取りになるかもしれません。心を込めて臨みたいと思います。

それでも、私はやはり東国原知事に知事を続けてもらいたいのです。
それは国政に行くという、政治家東国原英夫氏判断の是非とは別の話です。東国原知事はマニフェストは8割は達成されている、と発言したようです。東国原知事はマニフェストについて「(09年度の)予算編成して来年2月に議会に示し、採決されれば事実上、僕の仕事は終わり」と述べたそうです。

しかしこれは違います。
私は大学院でマニフェストと言う言葉を産み出した北川正恭・前三重県知事の教えを受けていましたが、マニフェストは決して作ったものを表層的に達成すればよいというものではありません。

司馬遼太郎が『風塵抄』の中で、"平和"について下記のように述べています。

「平和とは、まことにはかない概念である。単に戦争の対語にすぎず、"戦争のない状態" をさすだけのことで、天国や浄土のように完全な次元ではない。あくまでも人間に属する。平和を維持するためには、人脂 (ひとあぶら) のべとつくような手練手管 (てれんてくだ) が要る。平和維持にはしばしば犯罪まがいのおどしや、商人が利を逐(お)うような懸命の奔走も要る。さらには複雑な方法や計算を積みかさねるために、奸悪の評判までとりかねないものである。例として、徳川家康の豊臣家処分をおもえばいい。家康は300年の太平をひらいた。が、家康は信長や秀吉にくらべて人気が薄い。平和とは、そういうものである。」

国連があっても、さまざまな条約があっても戦争は起こります。日本だって、どんなに法律が網の目のようにあっても犯罪は起こります。
マニフェストは手段ではありません。つまり、本当にマニフェストを活かし、目的である県民の暮らしが向上を達成するためには、まさに"人脂 のべとつくような手練手管"が必要なのです。

政治はあくまでも"人"がするものです。マニフェストという紙切れに完全に従って動くのであれば、県庁は職員の皆さんだけで廻るはずです。しかし、なぜそうならないかといえば、理論を超えた対立があり、仮に間違っていても進まなければならない決断があることもあるからです。私はそれが"人"が政治をやる意味だと思っています。

その思い、気持ちをかみ締め、心を込めた討論を最終日まで考えていきたいと思います。

カテゴリー > 日記
| たけい俊輔 | {LOGHMS}H:i{/LOGHMS} | comments (x) | trackback (x) |
武井俊輔:後援会について ご入会お申し込み
最新記事一覧
             
リンク
    「愛みやざき」ホームページ
検索ボックス



武井俊輔:THE議会改革マニュフェスト