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「決議」の重み

昨日の衆議院、今日の参議院でロシアのウクライナに対する「侵略」を非難する決議を可決しました。「決議」は日本の国会の意志を示す世界に広く示す非常に重いもので、基本的には衆参で行われることに加え、全会一致を旨としています。従って与野党で見解の異なるもの(例え共産党だけであっても)は上程されないのが通例であります。

しかし今回はある会派の反対によって全会一致ではなく賛成多数での決議となってしまいました。反対した会派の反対理由は私には首肯しがたいもので、日本国の国会がロシアへの非難決議を議会の”総意”と出来なかったことは、大変残念なことですし、国際的なメッセージとして非常に弱いものになってしまいます。

参議院選挙も夏に控え、各党各会派選挙向けの取組が出ることが無理からぬ部分はありますが、それにも一定程度の良識が必要と考えます。少なくとも今は世界が一致してロシアに対し毅然とした姿勢を示すべきものであったと私は思います。重ねて残念に思う次第です。

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