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JR小内海駅付近の崩土の状況の調査の結果

国道220号線のJR小内海駅付近の崩土の状況について、
国総研(国土技術総合研究所)の調査の結果について説明を受けました。
崩落が大規模に及び、まだ土砂自体の含水率が高く、
さらに今後雨も予想され本格的な作業に入れない状態です。
もともとこの地域の地層は宮崎層群(砂岩と礫岩が交互に重なるいわゆる鬼の洗濯板の地層)のため軟弱で、
上部の残土をある程度落とさないと再び崩落を誘発する可能性があります。
まずは作業道を確保し重機を入れる体制を作ること、
しかもそれを直下の日南水産さんや民家への影響もないように進める必要があり、
慎重を要します。
私からは重要な生活道路でもあるので1日も早く片側交互・時間規制でもいいので復旧を図ること、
加えて同時に被災した赤字基調のJR日南線についても、
国土交通省の事業スキームの中で工夫を重ねJR九州の負担を
極力少なくするよう双方で努力してほしい旨要望しました。
その上で、様々なご意見を伺った上での私の見解としては、
国道220号線については片側交互通行でも少なくとも2週間程度はかかるのではないかとの印象を持ちました。
(もちろん私の見立てであり前後する可能性は充分ありますが、何がしかの目処はお知らせする必要があると思いましたので。)
JR日南線については実態把握の段階ですが、
法面(のりめん)の整備などには相当の時間を要すると思われます。
(ちなみに通勤・通学定期につきましては、JR九州の規則で5日以上運休しているものについては、無手数料で払い戻しできることになっております。)引き続き、
国土交通省本省(道路局、鉄道局など)も含め連携を取りながら、
迅速はもとよりですが、かなり難しい現場でもあり安全第一で対応をお願いして参ります。

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